
Cini Boeri チニ・ボエリ
1924 - 2020 | イタリア
建築家・デザイナー
BIOGRAPHY
Cini Boeri(チニ・ボエリ)はイタリアを代表する建築家・デザイナー。
1924年ミラノに生まれ、1951年にミラノ工科大学で学位を取得。巨匠マルコ・ザヌーゾの事務所で11年間勤務した後、独立して自身の建築設計事務所「Cini Boeri Studio」を設立し、建築とインダストリアルデザインを中心に活動しました。
長年にわたり世界中の大学で講義を行い、1981年から1983年まではミラノ工科大学の建築学部で客員教授を務めます。また、ミラノのトリエンナーレ・デザイン・ミュージアムの取締役会のメンバーでもありました。
キャリアを通じて多くの国際コンペの審査員を務めたほか、多数の雑誌や新聞に執筆し、書籍『le dimensioni umane dell’abitazione(人間の身体的・精神的ニーズに配慮した設計のためのノート)』(1980年)や論文『la dimensione del domestico(家庭空間のスケール)』(1983年)も出版しています。
Tomu Katayanagi(トム・片柳)は日本人建築家・デザイナー。
1947年生まれ。1980年代にCini Boeriのスタジオで活動。
ガラス製の椅子のアイデアをBoeriに提案したものの、当初は懐疑的な反応を受けました。しかし、片柳が制作した切り紙の模型を見たBoeriがその可能性を認め、製品化へとつながったとされています。
こうして1987年にCini Boeriとの共同デザインにより発表されたGhost Chairは、世界初の曲げガラスによるチェアとして知られ、FIAMを代表する作品となりました。
2022年には、イタリアで最も権威あるデザイン賞の一つであるCompasso d'Oro(コンパッソ・ドーロ)の特別賞を受賞。発表から35年以上を経た現在もなお、名作として生産が続けられています。
