
Fede Cheti フェデ・ケティ
1905 - 1978 | イタリア
デザイナー
BIOGRAPHY
イタリアを代表するテキスタイルデザイナー。
1905年イタリア・サヴォーナに生まれ、手作りカーペットの学校を経営していた母の影響で、幼少期から織物芸術に関心を持つようになりました。父の死後、母とともにミラノへ移り、家具用の生地の製作を始めます。
1930年と1933年のトリエンナーレに参加したのち、ミラノにカーペットと織物の学校を設立。自身のデザインだけでなく、ラウル・デュフィやジオ・ポンティといった著名アーティストのデザインに基づく生地も制作しました。
第二次世界大戦中は自給自足の素材に取り組み、戦後には花をモチーフとした作品がチューリッヒやスウェーデンで高く評価されました。1950年にヴェネツィア・ビエンナーレで織物作品賞を受賞し、テキスタイルデザイナーとしての地位を確立させました。
1951年のトリエンナーレでは絨毯と更紗を出品し、続くトリエンナーレではシャガールやドガに着想を得た作品が高い評価を得ました。1960年にはロンドンのサンダーソンビル落成式にて、フランク・ロイド・ライトの個展と並ぶユニークな個展を開催し、1965年には芸術分野での功績が認められ、ミラノ市賞を受賞しています。
