Pierre Disderot ピエール・ディデロ

1920 - 1990 | フランス
エンジニア、デザイナー

BIOGRAPHY


フランスに生まれ、ミッドセンチュリーの照明デザインを牽引したデザイナー。

1920年パリに生まれ、電気工学を学ぶ。
近代建築に対する感性を養い、1948年に照明器具の製造を専門とする自身のアトリエを開設しました。
当初はブロンズ工芸家など古典的な作品にインスピレーションを受けていましたが、すぐにより革新的なデザインへと方向転換していきます。

巨匠マルセル・ガスコアンとの出会いが、彼のデザイン事務所のメンバーである2人の若手デザイナー、ミシェル・モルティエとピエール・ガーリッシュを発掘するきっかけになりました。
ディデロと2人のデザイナーはトリオとして照明器具を発表し、その後30年以上に渡って数々のデザイナー達とコラボレーションを発表し続けました。
多くの最先端のモデルが彼の工房で生まれ、50年代を象徴する作品となりました。

ディデロはこの世代のデザイナーたちにとって単なる産業家以上の存在であり、彼のデザインには機能性、妥協のない実用性、革新的な美学が宿り、彼の作品は30年以上にわたって照明のベンチマークであり続けています。

Collection Pierre Disderot