
Rodolfo Dordoni ロドルフォ・ドルドーニ
1954 - 2023 | イタリア
デザイナー
BIOGRAPHY
家具や照明から空間まで、イタリアモダンデザインの発展に大きく貢献したデザイナー。
1954年ミラノ生まれ。1979年にミラノ工科大学建築学部を卒業後、アルテミデのガラスコレクションをはじめとする家具・照明デザインに携わり、キャリアをスタートしました。
1980年代にはカッペリーニ・インターナショナルのアートディレクターを務め、10年間にわたり同社の外部イメージや製品開発を牽引しました。1990年代以降は、モローゾやアルテミデ、デ・セデ、ケタルなど、数々の国際的ブランドで家具や照明、プロダクトデザインを手がけています。
1995年からはドルチェ&ガッバーナと協働し、店舗やショールームの空間デザイン、さらには家庭用家具のデザインにも取り組みました。
1997年にはミノッティのアートディレクターに就任し、同社のコレクションを長年にわたり指揮しました。
2005年、アレッサンドロ・アチェルビ、ルカ・ザニボーニとともにDordoni Architectsを設立。建築設計やインテリアデザインにも活動の場を広げ、住宅やホテル、レストラン、展示会ブースやショールームの構成など、多岐にわたるプロジェクトを手がけています。
2023年にはミノッティやモルテーニなどのブランド向けの新作をミラノ・サローネ国際家具見本市で発表するなど、近年まで精力的に活動を続けました。
ミラノが育んだカスティリオーニ、ザヌーソ、マジストレッティ、デ・ルッキといった巨匠たちの流れを受け継ぐ存在として、ドルドーニはモダンデザインを象徴するデザイナーのひとりです。