Sergio Asti セルジオ・アスティ
1926 - 2021 | イタリア
工業デザイナー・インテリアデザイナー
BIOGRAPHY
イタリア・ミラノ生まれ。ミラノ工科大学で建築の学位を取得後、1956年に自身のデザインスタジオを開設。同年、Associazione per il Disegno Industriale の創設者の一人となる。
学生であった彼は、1950年代のイタリアンデザインの象徴となったソーダ吸引器をデザイン。1956年にはコンパッソ・ドーロにノミネートされ、1957年にはミラノ・トリエンナーレに出品されると瞬く間に注目を集める。その後ニューヨーク近代美術館でも展示された。
1962年にサルヴァティ社製のガラス花瓶「マルコ」でコンパッソ・ドーロを受賞し、その作品はニューヨーク近代美術館とヴィクトリア・アンド・アルバート美術館のパーマネントコレクションに収蔵されている アスティがデザインした他の作品には、フィラデルフィア美術館所蔵の陶器製ティーポット「ダダ」、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン美術館とクーパー・ヒューイット美術館所蔵のステンレススチール製食器「ボカ」、近代美術館所蔵のランプ「ダルマ」などがある。
アスティは主に工業デザイナー・インテリアデザイナーとして知られているが、ブリエンノとアレンツァーノの個人住宅を含むいくつかの建築物も設計している。