エチオピアの羊達と共に
ラグに使用されているウールはエチオピアの高地が原産地です。この地域の気候は涼しく、そのため村々にはウールを使用してきた長い伝統があります。
農民たちは羊を所有し、最大の敬意をもって接しています。羊は自然の中を自由に歩き回り、体の不自由な羊飼いが世話をしています。一家の蛾飼いが羊から毛糸を紡ぐこともよくある光景です。
エチオピアの伝統的な手法によって
SERA HELSINKIが使用するウール糸は、エチオピアの高地に古くから伝わる伝統的な手法ですべて手作りされています。これらの村々は農村地帯で非常に貧しいため、紡績はしばしば副収入となり、職人とその家族を極度の貧困から救うことができます。
また、糸紡ぎは怪我を抱えながらでも行うことができるため、障がいの観点から見ても優れています。その上、糸紡ぎ職人は自宅にいながら糸を紡ぐことができ、アクセスしにくい環境へ移動する必要もありません。
障がいのある母親は、糸紡ぎをしながら仕事と子供の世話を両立することが可能です。
1人が1日に紡ぐことができる毛糸は、約0.5キログラムほどととても僅かです。
障がいを持つ人々の収入を作り出す
エチオピアでは、障がいを持つことは強い偏見や差別があり、多くの場合、障がい者は家に閉じこもり、地域社会から排除されていました。
彼女達は村々を一軒一軒訪ね歩き、このような人々を探しました。2021年までに300人の障害者を見つけ、現在、彼らに絨毯に使う毛糸の梳き方と紡ぎ方を教えています。私たちの目標は、彼らが地域社会の一員として活躍し、自分たちの権利を理解するようになることです。
1.手で紡ぐ。 2.糸を水と石鹸で洗う。 3.純粋で自然な毛糸を乾燥させる。 4.天然の羊の色と糸の色。
手作業でのビッティング。
手作業でビッティングされたカーペットは引き締まり、高い密度を誇ります。
5人の職人のチームが、1ヶ月かけ製作。
1枚のラグは、5人の職人がチームを組み、1ヶ月間かけ丁寧に織り上げられます。
結び目の高さを正しくカットする職人。
すべての工程はハンドメイドのため、職人たちの手作業の賜物です。
カーペットの仕上げ風景。
最後に、フリンジをカットし出荷手配を行います。