Paulistano Mesh Arm Chair(パウリスターノメッシュアームチェア) | 建築界の巨匠、パウロ・メンデス・ダ・ロシャによる名作椅子がアップデート。
建築界の巨匠による名作椅子からメッシュモデルが登場。
ブラジルを代表する建築家 Paulo Mendes da Rocha(パウロ・メンデス・ダ・ローシャ)によって、1957年、サンパウロの競技場を建築する際にデザインされた名作椅子 Paulistano(パウリスターノ)アームチェアより、ステンレス製のメッシュモデル。
2007年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにも加わった名作である Paulistano(パウリスターノ)、2010年 Le Labo Design とのコラボレーションにより、ステンレス製のメッシュカバーを備えたこのメッシュモデルが発表されました。
美しいフォルムと耐久性、包み込まれるような想像以上の座り心地を。
時代を超越したエレガントさを兼ね備えたクラシックなデザインでありながら、オリジナルのチェアの柔軟性としなやかさをそのままに。従来のレザーやテキスタイルの代わりに使用されたステンレスメッシュによって、配された空間に程よい抜け感とシャープな印象をもたらしてくれます。
1本の細く磨き上げられたステンレスパイプと取り外し可能なステンレス製のメッシュ材によって構成された無駄のない構造は、美しいフォルムと耐久性を兼ね備え、従来モデルにも遜色のない、包み込まれるような想像以上の座り心地を与えてくれます。
洋服を纏うように、美しく脱着可能なステンレス製のメッシュカバー。
最大の特徴は、直径約6mmほどのステンレス製リングの集合からなるメッシュカバー。カンチレバー構造の磨き上げられたステンレス製フレームへと滑らかに袖を通し、まるで洋服を纏うかのような美しいドレープを生み出します。
ステンレスメッシュならではの新鮮な座り心地や、肌触りをお楽しみいただけます。
建築界の巨匠、パウロ・メンデス・ダ・ローシャ
鉄筋コンクリートを用いたブルータリズム建築を得意とし、ブラジルを中心に数多くの建築を手がけたパウロ・メンデス・ダ・ローシャ。
建築家だけでなく、サンパウロ大学建築学部の教授、ブラジル建築家協会長も務めるなど、建築界での役割は多岐に渡ります。
1961年、サンパウロ・ビエンナーレの国際建築展でグランプリを受賞後、「ブラジル彫刻美術館」「サンパウロ大学現代美術館」など彼の象徴ともいえる建築を設計します。
また1970年には、日本で開催された大阪万博のブラジル館を担当。自身が「最初の根源的な建築は地理である」と述べているように、ランドスケープと建築を融合したような手法は、当時の万博において象徴的なパビリオンとなりました。
1957年にはサンパウロの競技場設計と共に家具のデザインにも着手。このパウリスターノチェアの原型はこの頃にデザインされています。
長年の功績が認められ、建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞をはじめ、ミース・ファン・デル・ローエ賞や金獅子賞など数々の偉大な賞を受賞。
鉄筋コンクリートというシンプルな素材に混在する彼の思考の数々は、重厚かつ詩的な建築を創り出し、今もなお多くの人々を魅了し続けています。