METAFORA Coffee Table(メタフォラ コーヒーテーブル) | 1979年に生まれたデザインアイコン。マッシモ & レッラ・ヴィネッリが手掛けた、文明と歴史を象徴するガラステーブル。
70年代のイタリアデザインを代表するアートピース。
イタリア人デザイナー、Massimo and Lella Vignelli(マッシモ & レッラ・ヴィネッリ)によってデザインされた METAFORA コーヒーテーブル。
1979年に家具見本市で発表されて以来、グラフィックデザイナーらしい視点が産んだミニマルかつアイコニックなデザインと、各形状に込められたコンセプトから、長く人々を魅了してきました。
自由に配置可能、異なる形状の大理石ベース。
ユークリッド幾何学の4つの形状(立方体、円柱、球体、四角錐)は、それぞれ異なる種類の大理石で作られ、ガラス天板で仕上げられたテーブルの基礎を構成しています。
4つのベースは接着されずそれぞれが独立しており、テーブル自体のアイデンティティを失うことなく自由に配置することができます。
四角錐:ビアンコカララ
立方体:マルキニアブラックマーブル
円柱:トラバーチン
球体:エンペラドールマーブル
文明と歴史の象徴を形に、それぞれのベースに込められた想い。
ベースのパーツはそれぞれが意味を持ち、これまでの人類の歩みを語る物語となっています。
球体は人類の起源であり支えである地球を表し、四角錐(ピラミッド)はエジプト文明、最初の社会組織を象徴しています。
トラバーチン製の円柱はローマ帝国、古代文明の頂点を再現しており、それは後に崩壊したことから柱は倒された状態で置かれています。
黒い立方体はメッカにあるカアバの黒石を意味し、これはイスラム教の基本要素であり人類にとって偉大な柱の一つとして置かれています。
これらのシンボルは一つの天板の元に集まり、デザインと文化、そして人間の探求心が交わる象徴的な存在としてデザインされています。
ガラス天板は使用シーンに合わせて3サイズを展開。
天板サイズは、ヴィンテージのオリジナルで使用されていたサイズを元に3サイズを展開。
オリジナルサイズの 1200 × 1200mm(上段)に加え、1200 × 800mm(中段)、1000 × 1000mm(下段)から、使用する場所に応じて、理想のバランスをお選びいただけます。
また、厚さ 19mm の高い透明度を誇るガラス天板は、どのサイズにおいても空間の中で存在感を放ちます。
※ご希望に応じて、天板サイズのオーダーも承っております、別途お見積もりとなります。
インテリアシーンに応じて3カラーを展開。
4つのベースそれぞれが、異なる石材からなるマルチカラーの他、全てのフォルムがマルキニアブラックマーブル製のブラック色、ビアンコカララ製のホワイト色の3カラーを展開。
インテリアシーンに応じてお好みの色味をお選びいただけます。
Casigliani 社から Martinelli Luce 社へ引き継がれる情熱。
現 Martinelli Luce 社 CEO、エミリアナ・マルティネリの尽力により、かつて Casigliani (カジリアーニ)社から発表されていた Metafora(メタフォラ)コーヒーテーブルが再び入手可能となりました。この選択の背景にある一貫した姿勢は、Martinelli Luce の製品群に通底する「結びつきの要素(trait d’union)」にも表れています。
ヴィネッリ夫妻が提案した石のさまざまな構成は、天板を囲む幾何学的秩序として現れ、それは Cobra、Fluida、Elastica といった Martinelli Luce を代表する照明作品と同じ創造の理念に基づいています。
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“それがユークリッド幾何学の形態であろうと、回転するドームであろうと、柔軟なバンドや非伸縮性の布であろうとーーそれぞれのプロジェクトで展開される「パフォーマンス」は、常に「演者」(デザイナー)によって実現されます。
演者は、自らの身体と知性を捧げることによって、設計図が示唆するだけだった「魂」を作品に吹き込む術を知る音楽家のようです。
何度でも、そして再び。
尽きることのない情熱、揺るがぬ厳格さ、そして絶え間ない驚きをもって。”
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― ウンベルト・ロヴェッリ
MuDeTo(Museo del Design Toscano)キュレーター/批評家
MASSIMO & LELLA VIGNELLI(マッシモ & レッラ・ヴィネッリ)
マッシモ(1931–2014)とレッラ(1934–2016)はグラフィック、インテリア、プロダクト、家具デザインの分野で20世紀の歴史に大きな足跡を残したイタリア人デザイナーです。
マッシモはボブ・ノオルダとともに、1965年にユニマーク・インターナショナルを設立。アメリカとヨーロッパの主要都市にオフィスを構える国際的な大規模スタジオで、20世紀を代表するビジュアル・アイデンティティの形成に貢献しました。
マッシモとレッラはニューヨーク地下鉄の地図やサイン、アメリカン航空やフォードといったアメリカ産業のコーポレート・アイデンティティなど、画期的なプロジェクトを手がけました。1971年、二人は独立を決意し、ニューヨークにヴィネッリ・アソシエイツ・スタジオを設立。エレガントで構造的純度の高いスタイルを確立しました。
Benetton、Lancia、Ducati、RAIのTG2など、イタリア・欧州のブランドとも連携し、2011年にはサレルノ市の観光・プロモーションロゴを担当。Knollとは長年にわたり協力し、Poltrona Frau、Acerbis、Poltronovaといったイタリアのメーカーとも多く協業しました。
彼らのインテリアデザインは、博物館、空港、企業、商業ショールームに至るまで多岐にわたります。




