2 | 140年の歴史に裏打ちされた、テキスタイルの伝統と革新。
フジエテキスタイルの生地は、日本各地のさまざまな織物産地でつくられています。それぞれの産地の特徴として、得意とする素材や技術が異なることが挙げられます。
高級絹織物から発展し染色や刺繍の技術も残る ー 群馬
産業資材にも及ぶ高密度の合繊一大産地 ー 福井
ウールの世界的産地、綿織物の歴史も築いた ー 愛知
古からの伝統技術が脈々と受け継がれる ー 京都
フジエテキスタイルの生地は、日本各地のさまざまな織物産地でつくられています。それぞれの産地の特徴として、得意とする素材や技術が異なることが挙げられます。
高級絹織物から発展し染色や刺繍の技術も残る ー 群馬
産業資材にも及ぶ高密度の合繊一大産地 ー 福井
ウールの世界的産地、綿織物の歴史も築いた ー 愛知
古からの伝統技術が脈々と受け継がれる ー 京都
さらに国内にとどまらず、イタリアやドイツ、トルコ、インドといった海外の産地からも生地をセレクト。イタリア・コモでは、織物工場が集まる世界的な生地見本市が毎年開催され、現地に赴き、最新のテクニックや素材をピックアップしています。
こうした生地は全て機械で織られますが、糸の切れや織り目が飛んでしまうなど、エラーが発生することも多く、その都度人の手によって補修。
どのテキスタイルにも必ず手作業の工程が介在し丁寧に織られています。
フジエテキスタイルと産地との長年のパートナーシップにより、これまでに革新的なテキスタイルの数々を発表。
・本物の紙でつくられた糸
・草木染めの中でも特に難しいとされる桜染め
・生地の一部を特殊な液体で溶かし、柄を表現するプリント技法「バーンナウトプリント」
・ナノレベルのステンレス微粒子で生地をコーティングする技術「スパッタリング」
国内外の産地の個性や得意分野を深く理解することで、常に豊富な選択肢を持ち、時代や用途に合わせた柔軟な企画・提案が可能になっています。
フランク・ロイド・ライトの代表的な建築「落水荘」のインテリアファブリックを手がけ、ルーブル美術館にも自身の作品が収蔵されているテキスタイルデザイン界の巨匠・ジャック・レナー・ラーセン。
フジエテキスタイルのものづくりは彼の目に留まり、1990 年代には、ラーセンブランドのパートナーとして世界のマーケットに紹介されました。その後ラーセンに選ばれたパートナーとして欧米のテキスタイル展にも出展するなど、日本のテキスタイル業界では初となる国際的な活躍を見せます。
2007年には世界中のデザインが集まるミラノ・サローネへ出展。 日本のデザイン企業50社が集うエキシビジョンに参加し、会場全体に吊るされた大きな円筒状の企業サインを、フジエテキスタイルの生地によって製作されました。